2015/11/24

3Dで漫画の背景を自作:ビル街遠景編①


Blender難しくてわからん!っていう人が、とりあえず「楽しいかも~!」って思える方法を考えてみました。
ちょっと変則的な方法かもですが、アバウトでもなじめればそれでいいやん、てことで。

オブジェクトモードだけでビル街遠景を作っちゃいます。(アバウトすぎ?)


まずは出来上がりを。コミスタ・クリスタに読み込んだ状態とレンダリングしたもの
(共にB4用紙:600dpi)




こちらがクリスタ。↓

こんな感じになるものを作っていきます♪


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さて作り方です。
Blenderの最初の画面には一個のCubeがありますが、それをそのまま使っちゃいます。

移動・回転・拡大縮小は上の画像の○部分で切り替えます。

ポイントはX・Y・Z各方向への拡大縮小です。(以下の右画像のような変形もできます。)

形を変えないまま拡縮する場合はSを押してマウスを動かせばできます。

注:マニピュレーター・3Dカーソルの位置は動くといかんので、もし動いちゃったらあわてず騒がず Shift+C を押して元の位置に戻して下さい。この時画面も動いちゃう場合があるので、それを避けたい場合は↓


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ここからは下準備。
まずテンキーの5を押して平行投影に。
その後テンキーの1を押して正面図にします。(四面図の場合は「フロント」)
そうするとバックにグリッドが出るので、Ctrl+Zで上に持ち上げてXの赤ラインにスナップさせます。
何でこの作業をやるかというと、こうしておくと拡大縮小してもXラインが地平線になってくれる、、、え~と、底辺が揃う、ということです。(いつでもこの操作が必要なわけではないですが、今回はこの方が便利です、多分。。。)
何で揃うかというと、マニピュレーター(XYZの矢印)や3Dカーソル(紅白の円)の位置なんかが関係してるんですが、ややこしいので割愛!(^^;)
今回はテキトーでええねん。


次の準備↓。TとNを押します。と、何やら出てきます。
Nの方の「シェーディング」ってとこの「アンビなんちゃら…(AO)」がある場合はチェックを入れます。これをやっておくとモデルの形が見た目にわかりやすくなるのでオススメです。(絶対必要ではないんですが。。。)

次に、箱をたくさん複製します。
箱をクリックするか、右の方にあるツリーで「Cube」というのを選ぶと箱のまわりがオレンジっぽくなります。これが選択したよ~、の合図です。
Tの「ツール」にある「複製」を好きなだけがんがん押します。↓では10個作りました。
で、右のツリーの目玉印を押して、Cubeをひとつ残してあとは非表示にしちゃいます。カメラやライトも煩いので非表示っ!
これで準備完了です♪

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後は心のままに拡縮してビルを作っていくだけ。
下図ではCube010を加工後、Cube009を縮小したものをてっぺんに乗っけました。もうこれでビル1個完成!w

このままだとややこしいのでCube010とCube009を統合します。
Shiftを押しながら複数選択(またはA押しで目玉が開いてるのを全部選択してくれます)→「統合」で一つのオブジェクトになります。
その後リネームしておくといいかも。(ビルなのでb01、としておきました)
出来上がったビル自体を複製→拡縮変形させればそれだけで数パターンのビルが作れます♪

そんなこんなで作ったのがこれ。ビルは4種類。

この内容で.blend(Blenderファイル)は 526KB。
上部左上の「ファイル」→「エクスポート」→「Wavefront(.obj)」を選んで書き出し。 .objは19.4KB。


これで完成、このままでももちろん使えるのですが、ちょっとした補足説明があるのでビル街遠景編②も書くつもりです。 

独学の悲しさで、もっといい方法なんかもあると思いますが・・・
へたれ&アバウトな人間の書いてるブログやから許してや~。(^^;)


*この記事のバージョン:Blender2.76

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